カテゴリー「音楽」の記事

2015年6月20日 (土)

君の音

いろんなDUOがつづいた。
 
いろんな音に出会った。
 
そのひとによって、自分が変わる、そのことがうれしい。
 
どんなにその人に寄り添っても、どんなにその音に影響されても、
 
どうしてもにじみ出てしまう自分がいるんだろう。
 
わたしは演奏のとき「自我」とは遠く離れたところにいると思うのに
やっぱり私になってしまう。
 
その人の音への想いや、そこにいる人たちの気配や、場の持つ記憶?みたいなものを、
 
うつしだしたい。
 
だからわたしはいつも、とても回りに影響されていると思う。
 
ぐらぐら、ゆらゆら、揺らいでいると思う。
 
でもこれは、きっと強くなったんだと思うんだ。
 
揺らいでいてもいいやって思えるのは。
 
いや。ずうずうしくなったのか? 笑
 
 

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2013年7月 9日 (火)

 CD製作のこと

ここ数年やってきたフリーインプロ、即興演奏のCDをつくっています。
と、いっても、ライブ録音なので、音はもうできている。
6月の加藤崇之さんとのDUOのライブ盤です。

数年前、加藤さんのギターをはじめてCDで聞いたときから、いっぺんで好きになって、いつか絶対一緒に演奏したいって思っていた人です。
ライブが終わった瞬間おおきな充実感があって、しばらくぼんやりお客さんたちの話を、幸せな気持ちで聞いていました。そんな日の演奏です。

それでも、音量バランスそろえるくらいのほぼそのままのライブ、しかも即興なんて、CDにするの、初めてのことなので、ずいぶん決断までにいろんな気持ちになりました。
でも、決めちゃった~。

8月中には完成する予定です。

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2013年6月21日 (金)

フリーインプロ

ロックバンドやって24年、日本語で歌を作って歌い続けてきた、けれど。
それは今でも大切なことだけど。

あるときから、「言葉」のそとにあるものを表現したくなっていた。
そんなとき、フリーインプロに出会った。
声、そのものの可能性に、のめりこんだ。
それから、出会うプレイヤーの多様性にひきつけられた。

音楽が大好きで、さらにどこか別の場所に行きたくて、試行錯誤している音楽バカたちにいっぱい出会う。
わたしはそんなバカで変態な彼や彼女たちのことがだいすき~

そしてもういちど、今度は「言葉」と、新しく出会い始めている気もしてるんだ~。

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2013年6月20日 (木)

世界のおかあさん 1

世界のおかあさんという歌は22年前につくった。
下の子どもがおなかにいるとき。
湾岸戦争があったとき。

このころわたしはまだうんと若くて、2歳の娘を抱えてロックバンドをやっていて、みんな、
へ~い、楽しもうぜ、とか、恋愛の歌とか、世の中に反発する感じのやつとか、そんな感じの歌を歌っていて、でも私の日々といったら、寝不足の授乳とか、離乳食とか、パートとか、公園とか、洗濯とか、そんな日々だった。子どもがいつも泣いてるから、音楽かけてもうるさいとしかかんじなくなっていた。私から出てくる正直な気持ちはそのとき、お母さんの気持ちしかなかったんだよ。
でも、ロックじゃん。
まわりはまだ、子どもどころか、結婚だってまだまだだし。
ツアーとかいって超うらやましいし。
お母さんの気持ちなんて歌えないって思ってた。

で、湾岸戦争。
テレビで見たはじめての戦争中継。
ショックだった。
そして本当に思い切って、わかってもらえなくてもいいと思って、
自分の正直な気持ちを歌にしたいと思った。

歌をバンドメンバーに披露するときはとてもどきどきする。いつも。
なんか、ふ~ん、それでって、流されちゃうこととかあるし。
この歌はまた、違う意味でバンドメンバーともめることになる。
そして、それをきっかけにバンドはばらばらになり、初めての演奏はたしか、アコースティックだったとおもう。

今、たぶん一番たくさんの人が聞いてくれてるこの歌は、こんな風にして始まりました。

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2013年6月14日 (金)

わたしたちはくらいつぼのなかで

このつぼの中が私はとても落ち着く。
 
去年私はすこし鬱気味で、水はいつもよりすこしぬるくていやあなかんじで、ちょうどいい割れ目も、サンゴの茂みも見つからなくて
ぼんやり漂っていたら、このつぼが水面からおりてきた。
紐がついてるやつは用心しなきゃいけないってことは知ってたけど、これはひももついてないし誰も入ってなかったから、私のものにした。
それ以来、
このなかにいる。
 
鬱になった原因はもうすっかりわすれてしまった。
けど、
あいかわらず、
なにに対してかわからないまま鬱々としている。
いくたびか
誰かが尋ねてきた。
「おつらいでしょう?さあ、一緒にそこから出て、うつ、を、なおしましょう」
よけいなおせわだ。
わたしはこれでいい。
なおさなくていい。
つぼの中で、
すこし不幸で。
希望みたいなものが
また私を傷つけてしまうよりかは。
 
 
 

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ヒカレテ

夏のからだに切り替わっていく。

海のほうへ呼ばれていく。

呼ばれても、もはや私は海の本質にとどくことはできない。

いつだったか、あの深い青のはるかむこうからわたしはやってきたのではなかったのか。

はるかむこうは、わたしのうちがわにあったのではなかったか。

ひかれていく。

うみに
記憶に
淵に
深みに
のぞきこむ、

のがこわい場所に。

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2013年6月 7日 (金)

ジャパニーズ

フランスからきた画家(日本大好き下町暮らし)と、なにやらコラボを計画している。
で、時おり会ってとりとめのない話などするのだけれど、そのうちに自分の日本文化を好きなことに気づく。と、いっても、音楽と、食べ物だけどね。
しかも、音楽って言ったって、寝しなに、おばあちゃんが歌ってくれた民謡とも童謡ともつかないうただったり、盆踊りで聞き覚えた八木節や炭坑節、やぐらの上で刺青の兄ちゃんがたたいていた太鼓(かっこよかった~)、台所仕事しながら母が歌っていた古い唱歌、後どこで聞いたのかわからない邦楽の断片、その、間の感覚。

そんなものがその後聞いたロックの前に深く私にしみこんでいる。
と、気づく。
そして、わたしは日本の音楽について、(深く知りもしないのに 笑)なにやら自慢げに!話してしまう。自慢なんだ~と、気づく。

幸い画家は日本びいきなので、にこにこきいてくれている。(よかった。。)

ロックやリズム&ブルースを始めたころ、日本的なものを排除して、なんとか黒人みたいに歌いたいとか、エイトビートのかっこいいノリを出したいとか、もう夢中で練習していた。
そして、うんと遠回りして、やっと、もうどうしようもなくジャパニーズな私の、音楽を探している。

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