バンドマン
数年ぶりに岩手の釜石の復興音楽祭に参加した。
久しぶりのなつかしい人たち。
聞き馴染んだ音。
かつて大槌の仮設に音楽好きが運営していたライブスペースで、
一緒にライブをやったムーミンズも来ていた。
年の頃も同じくらいの、聞いてきた音楽もよく似ているバンド。
数年前。
真っ暗な仮設商店街の夜に
一つだけ明るいプレハブ。
夜は誰も居ないからと、ロックの音量を気にせず
盛り上がった。
津波のさらっていったものが、まだ生々しく傷跡を開いた街で
彼らは
ひとときの音楽のよろこびをまきちらしていた。
わたしは
うまいとかへたとか、お金とか権威とか、売れるとか有名とか
そういうことから遠く離れた
この生きている喜びの叫びそのものの演奏に
深く感動したことを思い出したのです。
かれらは、この日も
仲間との
音楽の喜びにあふれていた。
バンドって、
ほんとにいいな〜としみじみおもったんだ。
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