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2015年4月 8日 (水)

KENJI3

ぼくはいつも平和のために戦ってきた。

誤解を恐れずに言うなら、

ぼくは戦いが好きだ。

自分のすべての感覚を研ぎ澄まして、

アドレナリンが放出されて

ぼくはひとつの意志になる。

余計なことは何も考えずに

そのストイックな快感に身を任せるのだ。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

よけいなこと?

きみはよけいなことがすきだった。

。。

任務を終えた僕らが去った後の

あの村のことを思うのは

よけいなことだ。

いつかきみに戦いの話をしているとき

きみはぼくに

あの村のことをこまかくたずねた。

きみとおなじような女のことや

こどものことを。

ぼくがすこしふきげんになったので、

きみはまた、ぼくの胸に耳をつけて

話の内容ではなく声の音楽を楽しむように

くすくすとわらっていた。

きみはあのときほんとうに

わらっていたのだろうか。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ぼくはやがてまた

渦に巻き込まれていくだろう。

きみのこともよけいなことも、とどかない渦の中へ

それはぼくののぞむ

シンプルで美しいひとつのいきかたではないだろうか。

ぼくはいつも平和のために戦ってきたんだ。

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