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2014年11月

2014年11月27日 (木)

けんじくんのこと 7

けんじくんと別れて一年程が過ぎた。

自分の気持ちを理解するのに、どうしてこんなに時間が必要なんだろう?
わたしはあいかわらず、ときどき高い木の上で眠る。
風と一緒に高い空にまいあがったりもする。
自由を楽しめるときもあるでも、一人がさみしいときもある。
でも。
けんじくんとつきあってる。。。?つながりのあるときは、もっとさみしかった。
うう、
いつもではない、
でも、喜びのときもあった。
「おんな」のような気持ちになるのは心地よくまた、苦しい。
すべてのことがらに二面性があるのだろうか?
いつか。
いつかこのこころはときはなたれるのだろうか?
それとも永遠に
この狭間に
ただようのだろうか?
わたしはすこしだけ、強靭になれただろうか?
今日もつめたい空を見上げて、
ゆらゆら。
このあたりではいちばん高い木のてっぺんで、
おさけをのんでいます。
けんじくんのくびの後ろのやわらかい毛のことを、
ときどきおもいだしながら。。。
。。。けんじくんのこと シリーズは2013年6月に熱心に書いていました。
6は2014年1月でした。時間はすごく早くたってしまいますね。
かのじょのはなしはまだこれから、続きます。
次からは「ミュウ」という題で。
うまくかけるといいな。

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うた3

 
昨日母との歌の思い出を書いたけど、一緒にハモっていた小学生
のころから、なくなる前の「紅シスターズ」の間の時期、人生のほと
んどの期間は、母とうまくやれなかった。
 
私と母はあまりにもちがっていたし、
幸せになってほしいと願う一般的な親が子どもに望むことを、当然
のように押し付けられた窮屈さに、私は大いに反発していたから。
 
親がどんな人なのか、子どもがどんな人なのか。
わかるまでには、たくさんの年月が必要だ
 
それでも、優しく人を受け入れられる人はいる。
わたしは、本当にさいごになるまでそれができませんでした。
 
一番最後に母におそわった歌は、「砂山」。
ピアノの荻野さんがこの曲をモチーフにした即興をやろう、と誘って
くれて。
そのころ母はもう、ほぼ寝たきりで、命のカウントダウンが始まって
いた。
「もう声が出なくなっちゃったわ~。」といいながら、私が覚える
まで、何度もうたってくれた、その声はかつてのきれいなソプラノ
ではなく、むかしの日本のおばあちゃんのような懐かしい発声だった。
 
耳の中にずっとのこっている。
 

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うた2

 
二年前に亡くなった母は歌が好きだった。
台所仕事をしながら、いつもうたっていた。
しらないうたも、母が歌うのを聞いて、覚えた。
小学生になると、はもれるようになったので、なんでもかんでも
ハモった。
母は、特定の音をフラットする癖があり、その癖もしっかり受け
継いだ。
 
なくなる3年ほど前から、あまり出歩けなくなり、人と話すことが
少なくなり、嚥下が怪しくなってきたので、歌をやろうか、と、
もちかけた。近所のおばあちゃんたちを誘って、うちで、童謡
なんかを歌ってみることにした。
ノリのいいおばあちゃんが3人集まり、「紅シスターズ」を結成した。
ライブもやろうということになり、近くの老人ホームに交渉して、
クリスマスライブをやることになった。
シスターズは張り切って、衣装や小道具を手作りした。
 
母が亡くなるまでに2度のクリスマスライブをやった。
 
うたう「紅シスターズ」も、一緒に歌うお客さんも、楽しそうで、
元気になって、声を合わせる。
ギターで伴奏しながら、わたしは、人が歌うときに出すしあわせ
オーラで、超ハッピーな気持ちになっていました。
 
うたは、すてきです。ほんとに。
 

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2014年11月25日 (火)

うた

 
 
先日、知りあいのおとうさんが喜寿のお祝いで、演奏を頼まれた。
おとうさんの好きな昭和歌謡、青い山脈とか、サントワマミーとか。
 
自分の歌だとあまりそうならないけど、こういうことだと、開き直っ
て、別の回路になる。
とにかくみんなでたのしもう、って、かんじに。
当日はおとうさん本人のライブタイムもある。
歌の好きな人なのだ。
ならば、
じっくり聞いてもらうのは2,3曲にして、あとは参加型にしよう。
みんなの知ってる歌を。
一番だけのメドレーにした。
それから、大きく歌詞を書いていって、はりだして、みんなで
うたった。
最後は伴奏なしのアカペラで、「この道」をみんなで歌った。
会場に、お父さんの声がひときわ大きく、娘、息子、孫たちが、
それぞれの、持てる声で、それぞれのうたいかたで、ばっらばらに
 
わたしの大好きな合唱。
そろわない歌。
それぞれの発声。
オペラ風、フォーク風、民謡風。。
人生のようなそんな合唱がわたしは好き。
 
人の声は人生をうつして、それぞれが、いとおしい。
 
喜寿の道のりの中で、一人の息子と、つれあいを失った、
その人の歌声。
うたをうたう、ということを、あらためて、本当に素敵だと思った。
 
いい夜でした。
 

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