月命日
3月11日はみんなが知ってるあの地震の日。
それから、ちょうど一年後の同じ日が母のなくなった日。
秋に岩手に行って、被災地でいろんなことを感じて、私の心に深く
落ちたことがある。
それは、「生きてるってすごくすてきなこと」っていうこと。
海辺で、ひとりで何時間も何日もたたずんでいたとき。
死んでいった人たちが
生きていたころの喜びだけでなく、悲しみも、苦しさも、付き合っ
ていた男のだめなところも、かなわなかった思いも、なにもかもを
抱きしめて懐かしんで愛しているような、そんな気がしました。...
それは、死ぬ間際の母にも感じていたことでした。
わたしの愛した、でこぼこの人生。
そんなふうに微笑んでいた瞬間を感じたことがあります。
だから、今日は月命日。
死んでいった人が教えてくれた
生きる喜び。
それに感謝して、
失敗だらけのわたしの人生を祝うのだ。
| 固定リンク
« ヒバクシャ | トップページ | ありがとう2013 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
月日が経つのは
早いですね
悲しいから忘れたい
…ではなく
悲しいからこそ
記憶に残して
おきたいですね
思い出すことで
供養にもなると思うし…
投稿: ェム(^^) | 2013年12月12日 (木) 22時11分