三陸の海
すこし時間ができたので、このところずっと先日まで滞在していた三陸の海に気持ちがとんでいた。
海のすぐそばまで山が切り立っていて、湾ほどれもコンパクトに小さくて、砂浜はめずらしい。岩場が多く、いかにも魚がたくさんいそうだ。もう水の澄んできれいなこと。。。ぜひ夏場にいってもぐってみたい。
平らなところはちょっとだけしかなくて、そこにびっしり家や店があったのだ、かつて。。
30メートルとか、40メートルとか言われる三陸の津波。
多くを飲み込んだ海は、しかし、8割がたもとの姿を取り戻しているとも聞いた。
見た事や聞いた事や感じたことが、いまだうまく消化できていない。
人たちのありようも、一様ではない。
すべてなくしたけれど、まだ、いのちもある、海もある、だからもう一度はじめればいいといっていた漁師の人。
津波の後の光景を今でも夢に見る、薬がないと眠れないといったおじさん。
「なにしにきた」と刺すような目でみた地元のお年寄り。
傷ついたままのこころ。
前を向こうとするちから。
音楽でつながろうと、東京から地元に帰ってきたミュージシャンたち。
そして、
海に空に
なくなった人たちがゆるやかな気配となって漂っていて、
愛した人たちを見守っているような
そんなかんじもしていました。
まだしばらく海のそばにわたしもただよっていたいです。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 血液(2017.01.22)
- 遭遇(2016.12.23)
- 狂った時計(障害は可能性~その1)(2016.12.21)
- 三陸の海(2013.11.01)
- 旧交(2013.08.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
自然に歯向かうのは…
無駄な事
自然を味方にしてこそ
活きていられる私達
ちっぽけな私達
投稿: ェム(^^) | 2013年11月 1日 (金) 11時59分