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2013年8月 4日 (日)

いつか妖怪になる日まで

先日、ばったり、久しぶりの知り合いにあった。
7年越しの癌だった、つれあいを亡くした、という。
最後まで、家で、終末医療の専門家の助けを借りながらもひとりで(!)見取ったという。」
さばさばした様子の彼女は柔らかな表情で、
「私、どこまで強くなるんだろう」といった。
とても優しい顔だった。
こういう女の顔を、私はとても美しいと思う。

生まれくるもの、死にゆくもの、かれらを愛すること。
それらに正面からがっぷりかかわり、
美しい物語も、悲しい涙も、うちに潜む醜さも、憎しみも、喜びも。
みんなみんなうけとめて、どんどん器を深くしていく
しわの刻まれた、使い古された女たちの、
うつくしいこと。

いつか女をこえて、人であることもこえて、
妖怪になる日まで。
私はそんな女を歌いたい。

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コメント

ベム&ベラ&ベロかぁ>^_^<
ウフフ(^^)

投稿: ェム(^^) | 2013年8月 8日 (木) 12時41分

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